年末調整_23年度

年末調整の計算をする前の準備から、簡単に計算する方法までの手順

所得税源泉徴収票の手配

年末調整の季節。大きな会社ではもうとっくに始められていることだろう。うち程度の小規模な個人事業でも、ちゃんとやろうと思うなら、もう少し早い方が良い。なぜなら、中途でスタッフになった方がいる場合は、前職の源泉徴収票が必要だからだ。

多くの場合、退職時に源泉徴収票をもらえるような仕組みになっている。しかし、私のように給与事務を片手間にやっていると、店を辞めたことを翌月の給料が不要なことで知ったり、そうこうしているうちに離職手続きそのものを後回しにしてすっかり忘れてしまうことがある。

また、離職手続きがきちんとされていて所得税源泉徴収票はもらったが、どこへ行ったかわからない、なんてこともある。そんな場合は再発行の依頼をしなければならない。依頼してから受け取るまでに2〜3週間の余裕は必要だろう。

あ、でも、中途採用になった方には、「給与所得者の扶養控除等の(異動)申告」を出してもらっている。その時に前職の源泉徴収票の有無を確認して、「なければ発行要請」「ある場合は年末までわかりやすいところに保管」を注意喚起するのがベストだなと思った。(20121210)

給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告

年末調整で欠かせないのが、「給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告」だ。今年度の申告書を印刷し、去年の記載状況に合わせて今年も必要であろう箇所に鉛筆で印をつけた。

今年はこれの裏に、24年度の「給与所得者の扶養控除等の(異動)申告」を印刷して、用紙を節約。

紙の節約は馬鹿に出来ない。というのも、開業して6年。日々の伝票や納品書等は、税法で7年保管する必要があり、それなりの収納スペースを割かれている。減らすことができる用紙については、極力減らしたいのだ。

さて、これらの用紙を従業員に手渡してもらい、保険料等控除証明書と一緒に提出してもらうのを待つとしよう。

すでに近隣の区から「給与支払い報告書」の封筒が続々と届いており、いささかプレッシャーを感じている。これの提出期限や償却(固定)資産税の申告、法定調書の申告も1月末が提出期限。もう二度と期限を過ぎて提出することがないよう、計画的に作業したいと思う。(20121213)

年末調整の下準備

今年の給料が確定した。

先日従業員に渡した、「平成24年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と23年分を比べて、扶養人数に変更がないか確認。

12/31時点の扶養親族で判定するので、比べてみて人数に変更があれば、「平成23年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を改めて出してもらう必要がある。

詳しくは、国税庁のホームページ「
年末調整の後に扶養親族等が異動したとき」を参照。

年末に子どもが生まれそうなんて親孝行なご家庭があれば留意したいところだ。

24年分の申告書は不備がなかったので、ファイルに保存した。

次に、生命保険料控除が必要な人から受け取った「平成23年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」を確認。

添付された保険料控除証明書と申告書に相違がないか確認。

今回初めて地震保険料控除証明書の提出があった。地震保険とセットになっている住宅保険の方も保険金額が記載されているが、控除対象保険料の欄に控除対象外と書かれているので、間違うことはなかった。

今回提出された「平成23年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」と、去年、または、今年入社の方から提出された「平成23年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と給与台帳を準備して計算に臨む。

計算は毎年お世話になっている「安部会計事務所」さんの「誰でもできる年末調整 平成23年版 ver1.0」を利用させていただく。

無料でしかも簡単に年末調整と源泉徴収票を作成できるので、とてもありがたいサイトである。(20121224)

年末調整の計算

提出してもらった「平成23年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」等の確認が終わったところで、年末調整額の計算である。

計算は毎年お世話になっている「
安部会計事務所」さんの「誰でもできる年末調整 平成23年版 ver1.0」を利用させていただく。無料でしかも簡単に年末調整と源泉徴収票を作成できるので、とてもありがたいサイトである。

まずはウォーミングアップで、独身かつ控除する項目が少ない人から始めることに。「誰でもできる年末調整 平成23年版 ver1.0」の、4,5,6,7番だけを埋めて、下の方にある「計算する」ボタンを押すと、計算結果が表示される。その部分をWindousアクセサリの 「Snipping Tool」を使って画面コピーを取っておく。

これを後で作成する源泉徴収票のExcelファイルに貼り付けて、「個人別所得税源泉徴収簿」の替わりにするのだ。

今年度の源泉徴収票のExcelファイルは、この計算結果の下の方に「Excelで給与支払報告書(源泉徴収票)を作成する」ボタンを押して、次画面で表示されるZIPファイルをデスクトップにダウンロード。

今使っているPCはWindows7なので、普通のフォルダのようにダブルクリックで開く。「gensen232.xls」を開き、名前を付けて保存。「入力欄」というシートのコピーを作成し、従業員の名前を付けて先ほど保存した画面コピーを貼り付け。

この作業を従業員の数だけ繰り返し、源泉徴収票印刷直前迄の準備をする。(20121225)

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