eTaxで確定申告_25年度

e-Tax(確定申告書等作成コーナー)を利用して確定申告する方法

平成25年度確定申告_eTaxする前に確認するページ

青色申告決算書作成のための準備が整い、次はe-Tax確定申告書作成コーナーでの申告。

まずは、e-Taxのポータルサイトへアクセス。このページを一通り目にしておくと、後で不具合があったときにあわてないで済む。例えば今年だったら2/22から2/23は電子納税ができない、など。

前もってわかっているのだからその時間を避けて作業すれば良いし、もし忘れて作業しても、できない時間帯があることが頭の片隅にあれば、固執して時間を無駄にする、なんてことも回避できる。

さて、本題。個人事業でe-Taxは既に利用しているので、「個人でご利用の方」の枠内の「確定申告書を作成する」をクリック。

「お知らせ」に医療費控除についての記載があった。どうやらここに書かれたとおりにすると、Excelで効率的に入力ができるようになる様子。決算書ができ確定申告書を作成するときになったら、改めて覗くとしよう。

次に「作成の流れ・追加機能・税制改正など」をクリック。流れは去年と同じように見える。追加機能にもざっと目を通す。

次に税制改正。PDFが開き結構なページ数。太字になっている部分だけ拾い読みして、関係ありそうな項目がないか探す。

「特定中小企業者が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除(措法10の5の3)が創設」がヒット。

経営改善のためディスプレイを兼ねた冷蔵庫を取得したので、ダメかしら?と読んでみると、ダメでした。

要件に「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律の認定経営革新等支援機関による経営の改善に関する指導及び助言を受けた旨を明らかにする書類の交付」つまり、中小企業支援団体のお墨付きが必要ということ。

勝手に設備投資してもダメなのだ。

さて、続き。結構なページがあると思ったが、半分から下は平成26年度以降に適用される項目なので、読むのをやめた。ということで、我が家では今年度、税制改正で注意すべき点がないということが確認できた。

消費税もついでに確認。こちらも今回の申告には影響なしだった。

平成25年度確定申告_e-Tax過去データを利用して

では、前年度のデータを利用して25年度の確定申告を行う。

確定申告書等作成コーナーから「過去の年分のデータ利用」をクリック。「e-Tax」を選択し、利用環境をチェック。「平成25年分事前準備セットアップ」を行うのだが、その前にボタンすぐ下のPDFで手順を予習。

「平成25年分事前準備セットアップ」をクリックすると、「ダウンロードの表示」というダイアログが。「jizen_setup.exe」を実行する。去年もこのPCを利用しているため、数回ボタンを押しただけで準備は終わってしまった。

再び確定申告書等作成コーナーを表示させ、「過去の年分のデータ利用」をクリック。「e-Tax」を選択し、利用環境をチェック。「B事前準備セットアップ」が今回は「正常に摘要」との表示に変わっていた。

次画面では「利用者識別番号(数字16桁)をお持ちの方」をクリック。利用者番号と暗証番号を入力し「情報検索」すると住所確認OKの画面が。OKすると基本情報が表示された。特に修正することもなく「次へ」。

次画面にて「青色申告決算書 収支内訳書作成コーナー」をクリック。「参照」ボタンから「24年所得申告及び決算書等データ.data」を開き「保存データの読込」。次の画面で情報に相違ないことを確認し「次へ」。

「読込項目の選択」画面になった。全てチェックされていることを確認して「上記項目の読込」をクリック。

提出方法は、「e-Taxにより税務署に提出する。」決算書・収支内訳書は、「青色申告決算書を作成する。」次の帳票選択画面で「青色申告決算書(一般用)」の「編集」をクリック。

損益計算書が表示され、それぞれの勘定科目を帳簿から転記するが、とりあえずここで「入力データを保存する」だ。

平成25年度確定申告_eTax減価償却資産

今年から利用の会計ソフト「freee」のレポートから、まずは月別推移を表示させ、月ごとの売上と仕入を転記していく。また、これら項目のそばに、期首と期末商品棚卸高があるので、こちらも転記。

次は試算表を表示し転記していく。勘定科目が増えてしまったので、ローン返済の割引料、信用保証料、カード売上の手数料を、利子割引料勘定にて計上することにした。

そして「減価償却費」。freeeで作成した固定資産台帳を添付することにして、ここでは合計金額だけ計上しても良いのだが、今まで通り、この作成コーナーで計算してみた。

すると1円の誤差が出た。この作成書コーナーは切り上げなのかな。後で忘れずにfreeeの方を修正しなければ。

さて、前年度のデータが引き継がれているため、3つの資産が計上済み。上から順に「修正」をクリックし、「本年中の償却期間」を選択するだけの簡単な作業だ。

ちなみに、前年度の確定申告で償却が終わっている項目は、右端の「削除」で消すことができ、今年度は表示の順番も変えることができるようになっている。

定率法を選択しているので、毎回「平成10年4月1日以後に取得した建物は定率法が選択できない」といアラートが出る。画面の中に「平成10年以降に取得した建物ではない」のチェックボックスを設けて判定する仕組みにしてくれれば良いのにと思う。

今年追加の資産一つ目は、27万の日本酒用冷蔵庫。「減価償却資産の種類等=中小企業者の特例対象資産」を選択すると、月と金額、事業専用割合を入力すれば良いだけになった。

ちなみにこの、取得価額10万円以上30万円未満の場合に利用できる「中小企業者の少額減価償却資産の取得価額の必要経費算入の特例制度」は、26年3月までに購入したものと読んだ気がする。

追加の資産二つ目は、10万円の冷蔵庫。「減価償却資産の種類等=一括償却資産」「細目=平成25年取得分」、金額、割合を入力。こちらは資産の名称が入力できないので、摘要欄に店名+冷蔵庫を入力した。

追加資産の三つ目は、空調の修繕費。こちらも一括償却資産として入力するも、一括償却は1年度1件の制限があるようで、2件以上は入力できないとのメッセージが表示された。

なので、資産二つ目と三つ目を合算して計上することにした。これが事業年度ごとに一括して3年間で均等償却ということなんだな。

ここでfreeeの方の金額を修正しようと仕訳を見るも、固定資産台帳から自動計算されているので、仕訳の修正ができない。

そこで「振替伝票の登録」から、端数を仕訳登録することにした。付属設備勘定から2円、工具器具備品勘定から1円だ。

損益計算書の営業利益と「青色申告特別控除前の所得金額(33+37−42)」が一致しOK。

ここでデータを保存して、いったん中断。(20140218)

平成25年度確定申告_eTax貸借対照表(資産負債調)

確定申告書等作成コーナーの「途中で保存したデータを読込再開!」をクリック。「参照」を押し、e-Tax関連のファイルを保存しているフォルダから「25年所得申告及び決算書等データ.data」を開き「保存データの読込」。

「青色申告決算書 収支内訳書 作成再開」をクリック。「青色申告特別控除前の所得金額」つまり今年度の損益を確認して「次へ」。

「青色申告特別控除」の画面で「65万円」を選択し、「決算書等作成コーナーで貸借対照表を作成しますか?」は「作成する」を選び「次へ」。

正規の簿記の原則に従った帳簿書類に基づいて作成するので「OK」で進める。

freeeのレポートから貸借対照表を表示させ、期首の合計金額とeTaxの過去データとして取り込まれている金額が一致しているかをまず確認。ここが違っていたら話にならない。

次にfreeeにてこれから転記する貸借対照表をCSVでエクスポートする。会計ソフトでは銀行別に勘定科目を設定しているが、確定申告では「その他の預金」としてまるめた金額を入力する必要があるからだ。

貸借対照表の資産合計とe-Taxの資産の部が一致。同様に負債の部も転記する。

まずは「買掛金」。前の会計ソフトでは、カードも事務代行費用も買掛金勘定で計上していたが、freeeではそれぞれ別勘定になっているので、こちらも銀行口座同様合算した金額を入力しなければならない。

借方、貸方共に一致で保存。

会計ソフトに事業主勘定の決算仕訳を入力。e-Taxの資産の部に転記した事業主貸、事業主借の金額を0にするための仕訳だ。

元入金××/事業主貸××
事業主借××/元入金×× で役目を終えた事業主勘定が0になった。

さて本題の「平成25年分 決算書・収支内訳書作成コーナー」に戻り、所得金額の確認画面の後、住所等を入力する画面で内容を確認して「次へ」。

「電子申告用データの保存」の画面でチェックを入れ、「電子申告用データの保存」。

「次へ」を押して「電子申告用データ内容確認(決算書等)」にある「帳票表示・印刷」をクリックしてファイルを開くと、PDFとして決算書が表示される。目を通してe-TAX関連のフォルダに保存した。

このPDFがあると、簡単に決算の内容を確認できるので大変便利だ。

「電子申告用データ保存後に行う作業」を確認して「次へ」進むと「ご利用ありがとうございました」の画面になって、青色決算申告書の作成は完了。(20140219)

平成25年度確定申告_eTax所得税の確定申告

引き続き「所得税の確定申告書作成開始」をクリック。決算書同様いつくかの確認画面を経て「収入金額・所得金額入力」に到達。事業所得以外に収入はないので「次へ」。

「所得控除入力」もないので「次へ」をクリックするも、去年のデータが残っているおりアラートが出た。対処(項目を「選択してください。」に戻)して「次へ」。

「税控除・その他の項目の入力」も入力なしで「次へ」。

「計算結果確認」で今年度の納税額を確認して「次へ」。

「住民税・事業税に関する事項」をクリックして内容を確認。特に入力することもなく「次へ」。

「住所・氏名等入力」では、世帯主を妻に変更して「次へ」。

送信準備画面になった。決算書を確認した手順で申告書を確認し、ここで一旦「入力データを保存」して「次へ」。

ICカードリーダをPCにつなぎ住民基本カードをセットしてデータ送信。「受信通知確認」をクリック。今まで受信通知のダウンロードや保存をしてきたが、使った試しがないので、今年は保存等せず「次へ」。

「送信票兼送付書等印刷」になった。税務署に原本を提出する必要が今回はないので、印刷画面(PDF)を保存する。たびたび申告内容を見返したり、提出を求められることもあるので必須だ。決算書も同様。

次の画面は「送信後の確認事項」。納税額も、税務署に郵送する書類もないのでにこのまま「次へ」。

「ありがとうございました」の画面になり、所得税の確定申告は全て終了である。(20140219)

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