電子署名なしで確定申告

電子証明なしで確定申告する方法

eTax_電子署名なしで青色決算

今までオンラインだけで確定申告する方法を述べてきたが、電子証明を取得しなくてもe-Taxを利用して確定申告ができる。それは、作成した申告書を印刷して郵送する方法だ。

これなら電子証明を取得する必要やICカードリーダを用意する必要もない。ただし、申告書を郵送するので、切手代が必要。

では、その手順。前年度もe-Taxを利用しているので「
平成23年分の作成コーナー」の「22・21年分のデータを利用」をクリック。

「書面での提出を選ぶ」を選択。「申告書等印刷を行う際の確認事項」は「このパソコンの環境における、下記のチェック項目については、全て確認済みです。」にチェックし、次へ。

確認済みでない場合はきちんと各項目を確認し「平成23年分事前準備セットアップ」を行う。この手順を省略すると、申告書の作成に入ってから中断されることがありかえって面倒。急がば回れ、だ。最後に「テストデータの表示」をクリックして、PDFファイルが開けばOK。

「過年分データ読込税目選択」画面で「青色申告決算書 収支内訳書 保存データ読み込み画面へ」をクリック。「参照」ボタンから「22年所得申告及び決算書等データ.data」を開き「保存データの読込」。次の画面の前年以前分データの本人j情報に相違ないことを確認し次へ。23年分の本人情報はほとんど「-」

「読込項目の選択」は、全て再利用する項目なのでチェックを入れたまま「上記項目の読込」次の「提出方法等選択」で「決算書・収支内訳書等を印刷して税務署に提出する。」と「青色申告決算書を作成する。」を選択して次へ。

帳票選択画面で「青色申告決算書(一般用)の「編集」をクリック。「決算書(一般用)メイン」が表示された。それぞれの勘定科目を帳簿から転記する。

現在の帳簿から出力された損益計算書の内容が、相違なく決算書に転記できたか確認。帳簿の営業利益と「青色申告特別控除前の所得金額(33+37−42)」が一致すれば次へ次へと進む。

「青色申告特別控除」の画面で「65万円」を選択し、「決算書等作成コーナーで貸借対照表を作成しますか?」は「作成する」を選び次へとしたつもりが選択を誤ったようで、住所を確認する画面になってしまったので戻る。

もう一度「青色申告特別控除」の画面で「65万円」を選択し、「決算書等作成コーナーで貸借対照表を作成しますか?」は「作成する」を選び次へとするも期首金額が引き継がれなかった。

しかたなく期首と期末の金額を転記していく。貸借対照表の資産合計とe-Taxの資産の部が一致。同様に負債の部も転記する。

借方、貸方共に一致で保存。

会計ソフトに事業主勘定の決算仕訳を入力。

元入金××/事業主貸××
事業主借××/元入金×× で役目を終えた事業主勘定を0にする。

当期未処分損益××/元入金×× の仕訳は、現在使用の無料会計ソフトの年度更新で自動的に処理されるので仕訳入力は不要(ということが年度更新をしてようやく理解)。
 
本題の「平成21年分 決算書・収支内訳書作成コーナー」に戻り、所得金額の確認画面の後、住所等を入力する画面で内容を確認して次へ。

「決算書・収支内訳書の印刷」の「印刷画面の表示」を押すと、PDFとして決算書表示されるので、e-TAX関連のフォルダに保存した。

このPDFがあると提示を求められた時、簡単に出せるので大変便利で必須ファイルだ。

「作成後の確認事項」で関連のある項目をクリックすると確認や押印が必要な場所が分かる。「次へ」進むと「ご利用ありがとうございました」の画面になる。データを保存して青色決算申告書の作成は完了。

配当控除の申告方法が23年度から変わりましたね。

事業主の妻である私も、実は個人事業主。65万円の青色申告控除を受けたいので届を出し、毎年青色決算して、確定申告している。

今日はその手順を記す。今年から配当控除の申告が少々面倒になっているので、来年の参考になるかなと。来年も控除があれば、だが。

平成23年分 確定申告書等作成コーナーの「所得税の確定申告書作成開始」をクリック。参照を押しe-Tax関連のファイルを保存しているフォルダから「23年所得申告及び決算書等データ.data」を開き「保存データの読込」。

「読込内容の確認」画面。今度は先ほど作成の決算書のデータが読み込まれるので、23年分の本人情報に、情報が入っている。

次画面の「読込項目の選択」の提出方法選択では、「確定申告書等を印刷して税務署に提出する」を選び次へ。「申告書の作成をはじめる前に」という画面は今まで生年月日だけだったのが、申告の種類まで問われている。

先ほど青色申告で決算書を作成したデータを読み込んだためか、すでに「はい」にチェックが入っている。ちなみに青色申告承認申請書を税務署に提出しており、承認の通知も否認の通知受け取っておらず何年も青色申告をしている。

「所得・所得控除等入力」に到達。私の勤め先から出してもらった源泉徴収票を用意し、給与をクリックした先の画面に転記。

配当控除を受けるため「配当」をクリック。なんだか今年はちょっと敷居が高い感じ。ま、適当にやっつけよう。「総合課税(配当控除を受ける方はこちら)」がデフォルトなのでこのまま。

私は、特定口座の源泉徴収選択口座で配当を受けていない。入力例はこちらをよく読むとわかるのだが、毎年証券会社から送付される「特定口座年間取引報告書」に配当金の記載がないケースなのだ。

よって「(2)上記(1)以外の上場株式等の配当等」の「入力」をクリック。年二回郵送される「配当金計算書」を見ながら、各項目に転記。次へ次へと進むと元の画面に戻り、配当控除がついた。

次に扶養控除。昨年のデータが引き継がれているので、娘の名前が入っているがそのまま次へと押すと注意文言の書かれたダイアログが。面倒でもちゃっと読むと後で楽だと思う。

他に控除できるものもなく、今年度の還付額を確認して次へ。

「住民税・事業税に関する事項」をクリックして画面を確認するも特に入力することもなく次へ。次の画面も入力することもなく次へ。

「申告書等印刷」になった。印刷画面(PDF)を保存し印刷。添付用の台紙に源泉徴収票と配当金計算書をのり付け。所得税の確定申告書と青色決算書を同封して税務署へ郵送準備。

次の画面は「送信後の確認事項」。ざっと目を通して次へ。「ありがとうございました」の画面になり一連の確定申告は、郵送を3/15までに済ませれば全て終了である。

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