労働(労災・雇用)保険の年度更新

21年度の年度更新手順。定期代や一般拠出金は?

1.労働保険料基礎賃金集計

平成21年度 労働保険年度更新 〜申告書の書き方〜」にある「保険料の計算をする」を開く。

次に、「労働保険 年度更新 申告書の書き方」に書かれている労働者の範囲と賃金の範囲をおさらい。

まぁ、この部分は給与を支払う前に確認しておくことなのだが、認識が誤っていた場合があるので注意が必要。

まずは、申告の基礎になる賃金の計算をするため、去年と今年の賃金台帳を用意。

労働保険の年度は4月から翌年3月までが対象になるからだ。

今回申請する期間は、常用労働者(全員雇用保険加入済み)しかいないので楽だ。

ちなみに、来年の申請時は定期券を渡している人がいて、これは賃金に含まれるので注意が必要。ここに書いておこう。

全員の給与内容の総額を表示した賃金台帳の総支給額(社会保険等を控除する前の支払総額)を月毎に、「平成20年度確定保険料算定基礎賃金集計表」の「労災保険対象労働者数及び賃金」にコピー&ペースト。

賞与も忘れずにコピー。

雇用保険対象者は、先の常用労働者とイコールなので、【@常用労働者の内容をコピーする】を押す。

役員も免除対象高年齢労働者もいないので、画面下の方にある【計算】を押す。

一般拠出金はどうするんだと疑問に思ったが、ここも自動的に数字が入ったので、良し。

【保存】を押してCSVファイルとして、労働保険関係のファイルを保存しているフォルダに格納した。

2.労働保険 概算・確定 保険料申告書の作成

次は、申告書の作成だ。

労災保険分・雇用保険分保険料算定基礎賃金が同額なので【同額の場合】を押す。

労働保険 概算・確定 保険料申告書のページに遷移したが、C常時使用労働者数の欄に賃金総額が転記されていておかしい。

よく見ると、D雇用保険被保険者数もE免除対象高年齢労働者数もあっていない。なんだかずれている様子だが、ま、修正しておこう。

H保険料率の(ロ)←本当は(イ)が正しいと思うが空白、これは労働局から送付されてきた申告書に印字されているとおり20を入力。

21年度の見込み額であるK保険料算定基礎額の(イ)は、20年度の確定額であるG保険料算定基礎額の(イ)と同じ数字を入れるのが原則。

雇用する人数が増える予定なのだが、おそらく賃金は2倍を上回らないので、同額で問題ない。

ちなみに二分の一を下回る場合は、その見込み額を記入することになっていると記載されていた。

L保険料率の(イ)は、これも労働局から送付されてきた申告書に印字されているとおり15と入力。

と、いうことは、給与ソフトのバージョンアップが必要(保険料率改定前にリリースされたものを使っているから)で、4月5月で徴収した雇用保険料は、6月分で調整しないといけないんだな。

Q申告済概算保険料額は、これもやはり送付されてきた申告書に印字されている数字を転記して、画面一番下の【計算】を押す。

【保存】を押して、前のページで保存したCSVと同じ場所にファイルを格納した。

3.労働保険 概算・確定保険料 一般拠出金 申告書(継続事業)の作成

さて、次は「労働保険 概算・確定保険料 一般拠出金 申告書(継続事業)」の作成である。

去年と同様、電子申告だが、日記がなくどうやったか定かではない。

今日もあまり時間がないが、来年のために記録しておこう。 

労働保険適用徴収電子申請ソフトを使う。(ソフト入手先はこちら

デスクトップに保存したアイコンから、トップページを表示。

電子申請メニューから【手続きダウンロード】、申請種別を年度更新申告関係にセットして検索。

継続(一般・任意加入)にチェックを入れて【ダウンロード】してメニューに戻る(年度更新はフォーマットが毎年変わり、それがわかりやすいように青字になっている)。

【申請データの新規作成・編集・削除】から【新規作成】。申請データ名を21年度更新にして、手続き名はさっきダウンロードした、年度更新を選択して【OK】。

最新のものか確認するダイアログがあらわれ、労働局から送付された申告書の左上に書かれている15桁の労働保険番号と右上に書かれているアルファベットを入力して【OK】。

【作成・署名】【作成】を押すと、届いた申告書と同じものが表示された。

前回WEB上で作成した労働保険 概算・確定 保険料申告書の作業は省略できたということになるが、あれはあれで汎用性の高いファイル形式で保存できるし、わかりやすいため、来年も同じ手順でやろうと思う。

提出日、人数、賃金、納付回数は1を選んで、メニューバーの【内容検証】を実行してみる。

必須項目で空欄部分がピンクになるので、参考値や事業主情報を入力。

4.事業主情報を入力し、送信、納付で完了

「(25)事業又は作業の種類」欄は、「飲食店」。

住所等は両方とも店の住所と屋号、夫の名前を入力して再度内容検証すると「エラーが有りませんでした」となったので保存。

ためしにファイルの出力をしてみた。

デフォルトは電子申請ソフトのプログラムファイル内で、なにかあったときに探しにくいので、先の労働保険関係のフォルダに格納した。

完了を押したら、電子署名のダイアログが表示。

「ICカードを使用する場合」を選択し、ICカードをセットしてパスワードを入力。

【申請データ内の情報表示へ】を押すと一覧に戻るので、送信対象にチェックを入れ【引き続き送信を行う】。

次画面で【OK】を押した後、「東京都」を検索し、(届いた申告書に書かれていたので)東京労働局を選択して【設定】次画面で【確定】。

申請者情報を読み込もうと思ったが、登録していなかったので、メニューから新規登録して読み込んだ。

また電子署名のダイアログが表示されたので、パスワードを入力。

次画面で【送信】を押す(ともう取り下げはできない)と、確認のダイアログが。

30分以内なら引き続き、納付も可能とのこと。

送信が完了。後日必ず処理状況確認画面で確認してくださいとのメッセージが。

【結果詳細表示】を押すと受付結果が表示された。

【引き続き電子納付を行う】を押すと電子納付情報Webサイトが表示されたので、金融機関を選びログインして納付した。

労働保険は24時間いつでも申請できるのが大変好ましい。他のシステムも見習ってほしいものだ。

Home | 仕訳 | 税金 | 労働保険 | 開業・営業 | 事業主のお金 | その他 | このページのトップへ