労働保険の年度更新

25年度の年度更新を全て電子申請で。

1.労働保険料基礎賃金集計

まずは、保険料を算出するためツールを厚生労働省のページから入手。

リンクが切れていた場合は、毎年送付される封筒の中にある「労働保険 年度更新 申告書の書き方」の「算定基礎賃金集計表の書き方」のページに、URLが書かれているはずなのでそこを確認すれば良い。

さて、このURLから「年度更新申告書計算支援ツール(継続事業用)」をPCにダウンロード。

給与台帳から計算に必要な部分だけを「算定基礎賃金集計表」に転記して、人数と金額を算出。雇用保険に加入している人・していない人に分けて集計するのと、交通費を金額に含めるのがポイント。

次に隣のシートの「申告書記入イメージ」を開くと、先ほど「算定基礎賃金集計表」に入力した金額が反映されている。

このシートでは、色がついた部分だけ入力すれば良い。入力する内容は、先ほど同様、厚生労働省から送付された封筒の中にある、「労働保険料・一般拠出金 申告書」に印字されている数値を転記する。

今年は「申告済概算保険料額」と差額が1825円あったので、労働保険料に充当。色がついた部分をもれなく入力し、画面と郵送された「労働保険料・一般拠出金 申告書」の「申告済概算保険料額」が一致していればOK。

ちなみに、銀行や郵便局での納付が手間でなければ、こんな方法もある。

Excelの内容を郵送された「労働保険料・一般拠出金 申告書」と「申告済通知書(納付書)に転記し、金融機関に納付書と申告書を切離さないで納付しに行けば申告完了になる。

ただし金融機関によっては申告書を返却されてしまうので、その場合には、労働局や労働基準監督署へ持参や郵送すれば申告が完了だ。

2.電子申請するための環境設定

さて、電子申告の手順に戻ろう。

総務省が運営する総合的な行政ポータルサイトであるe-Gov(イーガブ)から手続きをする。

まずは電子申請欄の「電子申請のトップページ」をクリックし、重要なお知らせを読む。すると、推奨環境以外のブラウザではエラーになると書いてあった。環境確認したところ、このPCで使用しているIE10は今のところダメで、IE10をアンインストールしIE9に戻さなければいけない。

IE9が残っているかわからなかったので、IE9をダウンロードしインストールすると、「インストールされている」という結果だった。ということで、IE10のアンインストール。

Windows7だと、「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→左メニューリンクの「インストールされた更新プログラムを表示」→「Microsoft Windowsカテゴリ」の中にある「Windows Internet Exploer 10」を右クリックしてアンインストール。

ちなみに、その下の「Internet Exploer 10 ja-jp Language Pack」はそのまま残しておいて良いとのこと。

再起動を求められたが、再びPCが使えるようになるまでかなり時間がかかった。使用環境により個人差はあるようだが、この手順を調べた時、「ゆったりした気持ちで」とのことだったので、寝て待つことにした。

さて、再起動が完了したところで「Internet Exploer」を開き、「ヘルプ」→「バージョン情報」を確認したところ、IE9になっていたのでOK。

次に「Java SE 7 Update 25 について」だ。詳しい説明を読むと、セキュリティ警告がでるので、「ブロックしない」方を選べば良いらしい。

これらの他にやった作業は、IEの「ツール」→「インターネットオプション」→「セキュリティ」→「信頼済みサイト」に「https://shinsei.e-gov.go.jp」と「http://shinsei.e-gov.go.jp」を登録。なお、httpを登録するには、同画面のチェックボックスを外さなければならないので、注意が必要だ。

それと、ポップアップブロックを無効にした。こちらは、今回の申告が終わったら元に戻すつもり。

3.労働保険 概算・確定 保険料申告書の作成

さて、電子申請のトップページ右端にある「ご利用にあたって」の「労働保険料申告書(年度更新申告)マニュアル」を見ながら作業を進めることに。

このマニュアルを始めから順に読みながら作業すれば間違いない。

マニュアル通りに「申告書を作成」を押すと、労働保険番号を入力する画面が現れた。今までの経験上、何度かこの労働保険番号とアクセスキーを入力するはめになるので、メモパッドに入力しておいて、コピー&ペーストできるように準備しておく。

ちなみにこれらの情報は、厚生労働省から送付された封筒の中にある、「労働保険料・一般拠出金 申告書」に印字されている。

入力を済ませると一度は申請が画面が表示されるも、「申請プログラムがインストールされていません」のメッセージが表示された。

「利用規約」画面に遷移したので、「同意する」をクリック。

モジュールをインストールして再度「申告書を作成」からやり直し。これで申告書画面が表示された。

先ほど作業していた「年度更新申告書計算支援ツール(継続事業用)」の「申告書記入イメージ」の内容をもれなく転記し、マニュアルを確認しながら作業を進める。

「入力チェック」を終えたら念のため「ファイル保存」。次に電子署名するために、ICカードリーダをUSB接続し、「住民基本台帳カード」をスロットに差し込んでスタンバイ。

画面右下の「署名して次へ進む」をクリック。証明書を選択するとPINコードが求められる。ここで「住民基本台帳カード」を役所で作成した際設定したパスワードを入力。

後はマニュアル通り作業して、「これまでに作成した申請届出書をe-Govに保管」して、終了までたどり着ければ一区切り。

4.事業主情報を入力し、送信、納付

次は作成した申請書の送信だ。こちらも先ほどのマニュアル通りに作業。

「申請者の基本情報の入力」は、去年作成したファイルを読込。念のため読込まれた情報を確認し、提出先をセットして「進む」。

次の画面で貼付するファイルはないので、「進む」。次の画面で「項番」下にチェックを入れ、「申請届出内容を保存」し、「チェックした申請提出書」をクリック。

次の「到達確認」画面を保存。

引き続き電子納付。こちらの手順も先ほどのマニュアルの続きに記載があるので、その通りに。インターネットバンキングで納付して、一安心。

5.パーソナライズと控書類の保存について

手続きが進むとメールで通知が来るように設定しているが、問合せ番号がないと確認できないので、私はもっぱら「パーソナライズ」を利用してログインし確認している。ログインすると、画面上部は良く使う「手続き詳細一覧」、その下の方に「申請案件一覧」がある。

未読の案件を開き、コメントを読む。公文書一覧が発行されたとのこと。そこでメニューに戻り、「公文書一覧」をクリック。セキュリティ警告がでたが「続行」すると、一覧の右端に「取得」ボタンが表示されたのでクリック。

「控書類_24-25年度」というファイル名で保存した。保存場所へ見に行くも、ファイルがない、と思ったら、ファイルではなくフォルダがダウンロードされていた。中のPDFを開いて確認し、年度更新はこれにて完了。

 

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