売上アップを見込んだ店内の改装

店内改装の決断と実行が良い風を運んでくれた。

ここ数カ月の資金繰りは大変厳しい状況。にも関わらず、9月末に消費税中間申告分の納税が容赦なくあり、夫は大変凹んでいるようだ。

「延滞金取られたくないから、期日までにお金を用意して」と言い渡したところ、「なんとかならないの?」と怒り口調。個人的な税金、つまり、所得税やら住民税やらちっとも払っていないのだから、これ以上はどうしようもないはず。

残された道は「売上を上げるだけ」と答えたのが良かったのかどうか定かではないが、ようやく重い腰を上げた。そう、何年も気になっていた座席の改修である。

2店舗目を出したときにかなりの予算オーバーたっだ経験から、やりたいと思っている工事が何十万もかかるのではないかと勝手に思い込んで、二の足を踏んでいたとのこと。

店のお客さんである近所の工務店さんに相談したところ、とても良心的な型で予測した金額よりはるかに少ない見積もりをしてくれたそうだ。こちらの懐具合を察して、自分で手配できるところとプロに任せた方が良いところを整理して、お金のかからない改装を提案してくれたらしい。

具体的には、団体客でも対応可能なテーブルにするというもの。うちの店はちょっと人数が増えるとだめという現実に、何度も悔しい思いをしたらしい。この程度の費用で済んだなら、何年も前に手を打っておけばと悔やんでいた。しかし、今回のことで勝手な思い込みは駄目だと学んでくれたので、良しとしよう。

従業員もあまりのお客さんの少なさに、不穏なムードもちらほらあったらしい。でも今回改装という新しい風が入り、これから団体のお客さんが見込める時期にもなる。展望が開けた感じで良いムードになっているとのこと。

店の良し悪しは人にかかっている。前向きな気持ちで営業できるなら、売上アップは確実に見込めると思う。(2011/10/10)

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