サイエンス小話―身近な物質から好奇心を育てる本

お客さんとの会話のネタにどうでしょう。

先日「サイエンス小話―身近な物質から好奇心を育てる本」という本を読んでみた。

飲食店においてお客さんとの会話は欠かせない。その中には名前は誰でも知っているが、ふと素朴な疑問が湧いたときに、ちゃんとした答えがわからないまま終わってしまう話題も多い。いつかは調べてみようと思いつつそのままになっているからだ。

空気の話に始まり、液体、貴金属、ごはん、味、ビタミン、ミネラル、生命の話や、女性の好きななヒアルロン酸やコラーゲン、ポリフェノールの話など、読み終わってみると曖昧だった記憶がスッキリして気分も良い。

例えば料理に欠かせない「塩」。海の水は塩を含んでいるからしょっぱいというのはわかるが、なぜ塩が海に?ということについて46億年前の地球誕生から説明がある。文章を科学番組のごとく頭の中で映像にしながら読んだら、理科から離れて久しい私にも、なるほど〜と楽しく理解ができた。

どの物質もこんな調子で次々読める。本のタイトル通り「好奇心」が刺激され、脳が活性した感じだ。

また、章と章の間に、「質問コーナー」がある。これは各章から10問質問形式でよくある疑問が載っているもの。この本を読み終わり、わかったはずなのにと答えられないものも多数。何度でも読み返して楽しめる本だ。


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