■役に立った本

本は時間や労力の節約に貢献します。

開業135日目 時間管理 TQその1

夫が独立してから、私の仕事とやりたいことが格段に増えた。

毎日の経理はもちろんのこと、店の経営に役立つことを調べたり、店のブログを毎日更新するようになったり。

そして、このサイトの管理。それから、知り合いの会社の経理もある状態だ。

最近では店の経理が最適化され、10分少々で出来るようになった。

ある程度流れも分かってきたので、要所要所で収支を確認すれば良いだけになった。

このようにして効率が上がると、時間が出来る。

しかしその時間は、忙しい時に思いついたアイディアを実行する時間に充てられる。

そしてその作業に慣れ、効率が上がろうとすると、他にやりたいことが出てくる仕組みになっているようだ。

時間はいくらあっても足りないというのは、正に真である。

このような状態が進むと、時間に対しての飢餓感が湧き上がる。

時間に対してガツガツしている自分がいた。

何のために仕事を増やし、やりたいことをやっているんだろう。これではいかんなということで手にしたのが、

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
ハイラム・W. スミス, Hyrum W. Smith, 黄木 信, ジェームス スキナー

である。

(明日につづく)

開業136日目 時間管理 TQその2

(昨日のつづき)

「時間がいくらあっても足りない!」と時間に対する飢餓状態になった私は、

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
ハイラム・W. スミス, Hyrum W. Smith, 黄木 信, ジェームス スキナー

を手にした。

この本では、時間をコントロールしようとするから無理が生じるのであり、自分の行動をコントロールすれば心の安らぎが得られる。

そしてその自分の行動をコントロールするための原則と、それを実践するための方法が書かれていた。

確かにこれを読む直前に試していた時間割のようなもので時間確保を試みたが、上手くいかなかった。

予定表ではたくさん時間があるように見えるのに、実際にはそんな時間は存在しないのだ。

一方この本が薦めているのが、手帳の活用である。

ただし時間を軸にしているのではない。自分の人生にとって重要事項リストアップし、それに優先順位を記す予定表を作成するのだ。

試しに今使っている手帳で、今日の優先事項と、出来事を書き記す習慣をつけることにした。

この手帳に記した重要事項は自分との約束である。

人との約束を守ることが出来る人間なら、自分との約束も守ることができるはずだ。

それが守れないようでは、自分にとって自分は価値が低いと認めることになると思えてくる。

手帳を使って時間管理をすることはさして新しいことではない。

しかし、この本に書かれた原則を理解し、手帳というツールを使って実現することによって、自分の生活を思い通りにする術を手に入れることが出来るのだ。

この本を読むには手帳とペンをそばに置いて、実践しながら読み進めるのが最も効果的であることを断言する。

開業150日目 人生は手帳で変わる

自分で仕事をするようになると、時間の管理が重要となる。

より良い仕事をし、多くの収入を得ようとすると、際限なく仕事をしてしまうようになるからだ。

また、やるべきことがたくさんあるように感じてしまい、ストレスも溜まりがちになる。

そこで有効なのが「時間のマトリクス」である。

時間に関する本をここ最近読み始めているが、そのうちの1冊が、

人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック
人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック
フランクリン・コヴィー・ジャパン

で、ある。

この本で一番印象に残ったのが、「時間のマトリクス」に関することだった。

この本はタイトルにあるように、手帳の実践的な使い方を記した本である。

しかし、このマトリクスを常に意識して活用しないと、従来の時間管理、手帳の活用となんら変わることがなくなるだろう。

さて、その「時間のマトリクス」が、どういうものかというと、物事は重要度と緊急度で4つの領域に分かれるというものだ。

第一の領域…重要かつ緊急
第二の領域…重要であるが緊急でない
第三の領域…重要でないが緊急である
第四の領域…重要でも緊急でもない

(上記四つの領域をもう少し知りたい方は「田舎で暮らす公認会計士のBlog」さんをどうぞ。)

私はこのそれぞれの領域を理解し、第二の領域に重点を置いて手帳を使うようになってから、格段に時間を増やすことができた。

それはつまり、少ない労力で大きい成果を得ることが出来るようになったことを意味する。

多くの人たちは第一の領域や第三の領域に振り分けられた仕事に振り回されているという。

しかしこの本に書かれたことを意識し、実践できれば思うとおりの生活が手に入れられるだろう。

開業190日目 申告と節税の実際

とても勇気づけられるというか、経理の実務に対して気楽になれる本を見つけた。それがこちら↓。



タイトルにフリーランスとあるが、小規模事業であれば個人でも法人でも必見の書であると思う。

日々の領収書の扱いに始まり、帳簿つけ、申告、節税など、そのあたりぶっちゃけどうなのよ?という、誰もが思うであろう疑問に応えている本である。

従来の本は、どの税務署でも通用する模範的な回答、もしくは概念的なことばかりで実際はどうなの?と疑問に思ってしまう内容が多いのではないだろか。

それを真に受けてやろうとするから、経理は敷居が高く面倒だと思っている人が多いような気がする。

でも実は結構自由度が高く、曖昧な、裏を返せばどうとでもなるのが経理だというのが私の認識である。

だからといって何をやってもOKかというとそうではなくて、やはりボーダーラインというものが存在している。

そこさえ押さえておけば、手間も省け節税できる大変重要な部分である。

何人かの税理士さんと関わり実務を経験するとそのボーダーラインは次第に分かってくる。

その次第に分かるという部分をすっ飛ばして、肝心要のツボをお手軽に知ることができるのが本書であることに間違いない。

また、元国税調査官だった方が書いた、



も、税務署の考えがわかる本だ。/p>

開業195日目 メニューと接客の関係

「開業116日目 視点は違えど学べるサイト」の日記でも書いた「おいしい店とのつきあい方。」という連載を時々読み返している。



今日読んだファミリーレストランとの付き合い方では、メニューについて書かれていた。

私は読みながら、メニューのあり方と店のサービスは合っているのだろうかとちょっと考えてみた。

まず、メニューには「分かりやすいメニュー」と「一見しただけでは、はて?と思ってしまうメニュー」がある。

うちの店はどちらに属するかというと、後者。料理名と値段があるだけ。

料理名もシンプルで、一時期流行った(?)「○○と□□のなんとか風なんとか」等、どんな料理であるか想像できるように詳しく書かれていない。

飲み物は、次々と入れ替わる日本酒がメインなので、グランドメニューにはビールやほんのわずかな種類のサワー、徳利で出している日本酒の値段、後は日本酒と焼酎は一律ですと書いてあるだけ。

黒板に書かれた日本酒は、銘柄と種類のみ。

焼酎にいたってはメニューすらない(ずらっと並べて瓶を見てくれという感じ)。

まぁ分からなければ聞いてくれというスタンスである。

このような状態であるから、スタッフの質、店主の教育具合が問われる。

いかに聞き易い雰囲気をつくれるか。的確な対応が出来るか等。

お客さんが気軽に声を掛けることが出来るタイプなら問題はない。

私が心配なのは、そうでない、声を掛けるのが苦手なお客さんに対してだ。

開業226日目 前払金と前払費用

1月分の帳簿入力が終り、試算表を出してみた。

え?赤字?確かに今月は売上悪かったし、在庫が少々増えたけど赤字ってことはないはず。

何かの間違いだよなぁと思いつつ費用の部門を見ると、家賃が多くなっていた。

あっ!これだ。

費用の繰延で1月は2ヵ月分計上されてるんだっけ。忘れてた。

でも、これがあると今までエクセルで管理していた利益率が、欲しい数字として出てこない。

計算式をちょっと変えて、この前払い費用にした……そうだ…これ前払い費用なんだよなぁ。

前払金勘定で処理しちゃったけどなんか違うような。

ということで調べてみたら、やはり前払金と前払費用勘定は違うということが分かった。

でも、個人事業の場合は前払金勘定で処理しても良いようだ。

手元にある


に、個人用、法人用それぞれの勘定科目体系表があって、改めて理解できたしだい。

この本は、費用を計上したいがいったいどの勘定科目で処理するのが正しいのか見当もつかない時でも、簡単に適切な勘定科目を探し出すことができる本として活用していただけだった。

それぞれの勘定科目の説明ページにも、個人法人の違いがわかるようになっており、やっと真価が発揮されたというわけだ。

一方の会計基準しか知らない場合は、とても便利な本である。

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