現金と経費について
現金管理の方法やと経費、原価率について
■現金
開業105日目 現金の管理その1
個人で仕事をしていると、自分のお金か店のお金かわからなくなってくるという話をよく聞く。
現金出納帳をまめにつけていればわかるはずだが、なかなか出来ないようだ。
そこでこんなルールを厳守すれば大きな差はなくなるのではないだろうか。
店用のポーチを用意する。これには通帳、現金が入る大きさ。
支払の基本は自分のお金で立て替えるのを原則にする。領収書をこのポーチに入れたら、その分の現金を自分の財布に入れる。
もし手持ちの現金がない場合は、出金伝票に支払い先を自分の名前、抜き取った金額を書く。
領収書をポーチの中に入れる時に、この伝票の金額が相殺されるまで、現金は抜き取らない。
という極シンプルなルールだ。
開業106日目 現金の管理その2
昨日の日記で現金管理ルールについて書いたが、これをやるよりは帳簿を毎日つけた方が楽だと思う。
どうせ帳簿はつけなくてはいけないもの。というより、現金管理は商売をする上で必要不可欠。
こういうことは、時間が経つほど、処理する時間が余計にかかる。
その日その日に入力していれば、日付順に並べる必要もない。ポーチに入っていた領収証を取り出してホチキスでパチンでOK。
その日の収支を入力した後、帳簿の残高とポーチの残高を見比べて、過不足分は自分のものとシンプルに考えることが出来るのだから。
開業124日目 現金不足発生
ほぼ毎日帳簿をつけているのだが、現金残高についてはここ半月程意識していなかった。
現金出納帳の残高と現金残高を確認してみると、10万ほど現金が少ない。
今月の12日に帳簿残高と現金残高が合っていることは確認済み。それ以降の領収書の入力か、売上の入力が間違っているかもしれない。
金額が大きいので、入力した桁が間違っている可能性がある。
照らし合わせてみると、1300円の領収書の入力がもれていた。
でもこれだけでは足りない。通帳を確認してみたが、入力にもれはなかった。
夫に言えば原因はすぐに分かりそうだが。もうちょっとまめに残高を確認しなければ。
開業125日目 現金不足は事業主貸で処理
昨日の現金不足は、夫が個人的に使っていたそうだ。
今月友人の結婚式があり、ぱーっと使ってしまったのと、人に貸してあげた分があるとのこと。
それにしても少々使いすぎてしまったと反省している様子。
もうちょっと早めに現金を確認して、教えてあげればよかったかも。
現金残高と帳簿を合わせて今日から仕切り直し。
現金不足分は、事業主貸勘定で使ったと思われる日で仕訳入力した。
開業222日目 妻が帳簿をつけるということ
個人事業主である夫の帳簿を妻である私が毎日つけている。
基本的に数字が好きなので苦ではない。
ただどうやら、一般的にはそれが苦である人の方が多いようである。
しかし、夫の懐具合が分かるとなれば、やってみる気にはならないのだろうか。
きちんと個人のお金と店のお金を分離して管理できる夫には通用しない話であるが…。
我が家の場合、もちろん夫は自分の財布を持っているが、店の財布とお金が行き来しているのが分かる。
現金出納帳&通帳と売上金&領収証を運ぶポーチ中身。
これらを見比べ、その相違具合で夫の状況がわかるようになる。
大抵何を買った、スロットで勝った負けたと自己申告してくれる人ではあるが、実際その通りに帳簿が増減しているのがなかなか面白い。
たとえ報告がなくても、帳簿を見てこんな動きをしているのかしら?と想像すると概ね予想通り。
生活パターンも仕事も全く違うすれ違い夫婦であるが、こんな共有の仕方もあるのかと最近思う。
さて、夫は私がどういう生活をしていると思っているのか。
よく私に言うのが「寝てばっかりだね~」である。
それはあなたの活動時間帯が逆なだけでしょと私は言いたい(言ってるけど)。
■経費
準備075日目 IP電話
自宅の電話をIP電話が使えるようにした。今使っているモデムが使えるし、基本料金も通話料も安くなるので、プランを変更した。
ちなみに今までは、家の電話はなかった。携帯で十分だったからだ。でも今回、公庫やリースの契約に、家の電話がないと信用がないということもあって、回線を引くことにしたのだ。
開業準備で電話を使うことが多い。携帯電話の料金も今までの倍になっている。携帯電話もあまり使っていなかったので、基本料金が安いプランにしていたためだ。
その料金プランを変えた今でも、家からかけた方が断然安いので、極力携帯は使わないようにしてもらっている。
店が始まってしまえば、落ち着くだろうと思うが。
IP電話は、同じプロバイダ同士ではもちろん、提携しているプロバイダも無料通話との事。しかしこれには、050で始まるIP電話番号でかける必要がある。
今まで気にしたことがなく、このIP電話番号を持っている人を知らないので、今のところ利用する機会がない。これからは気をつけてみようと思う。
一般の電話へかけても、全国一律で安い。距離を気にしないでかけられるというのは、嬉しい。
準備082日目 携帯電話料金の節約には
独立開業の準備を始めてから、携帯電話の料金が倍になった。
会社を辞めた直後は、人と会うことが多く、その連絡や近況報告のために電話を使っていたらしい。
その後ほとんど遊ぶこともなく、店を見つけることに始まり、業者との連絡などひっきりなしに電話でのやり取りがあったようだ。
思い切って基本料金が一番高いプランにしても良かったのかもしれないが、料金変更が反映されるのは翌月なので、あまりその恩恵は受けられなかったかもしれない。
また、店や家に電話をつけても、外出先からかけることが多いようだ。日中どこかにじっとしていられる時間はあまりないので、どうしても携帯電話を使うことになる。
ここ最近の酷使のせいだけではないと思うが、携帯電話のバッテリーが弱くなり携帯電話自体を買い換えた。
やはりいろいろ試してみたくなるらしく、そのせいでも電話料金が上がっている。
開業準備を始める前と携帯電話を買い換えたときは、基本料金が高いプランに限るということだ。
開業002日目 つり銭とレジの操作
今や銀行で両替をしてもらおうものなら、手数料がかかる。
そんな無駄な出費は控えたいので、数日前から支払いはほとんど万券などにしていた。従業員の協力もあり、銀行で両替せずにすんだ。
でも、まだ十分とはいえないので、銀行で両替すると実際のところいくらかかるのか、調べてみた。
銀行により多少違うと思うが、概ねこの通り。
1枚のキャッシュカードに対して、1日1回の両替で50枚までは無料。両替ではなく、金種指定でお金を引き出しても、カウントされてしまう。
我が家に8枚のキャッシュカードがあったが、その何枚かは別々の銀行であり、3時までに行ける銀行は限られる。
でも、結局その時間に銀行へ行くことが出来ず、1度も両替をすることなく用意できてしまった。
コンビニやスーパーと違いお金をやりとりする回数がさほど多くないので、それほどまめに両替が必要ではないことがわかった。
レジは小型の機能が必要最低限のものをリース契約した。
使う機能は限られているので、私が説明書を読み口頭で説明したのだが、単純なだけに迷ってしまったらしい。
掛け算をする場合がそうだ。この機種は先に単価を入力するのだが、昨日のレシートを見るとお通しが635個になっている。単価と数量を逆に入力した人間がいたのだ。
そこで見栄えは良くないが、小さなメモに基本的な打ち方、掛け算で入力する方法、キャンセル、返金の仕方を書いて貼った。
他に必要そうな操作や、レシートが出ない、レジが開かないなどのトラブルに備え、その対処法が載っているページに付箋をつけて、見てもらうことにした。
キャンセルやお客が置いて行ったレシートなどは捨てずに、伝票といっしょに挿しておいてもらうことにした。
開業032日目 ゴミ処理方法
ゴミ処理業者の営業が何人か来たが、結局ゴミ処理券を買って廃棄することになった。集積所が目の前という、絶好の場所に店の裏口があるのが良かったのかもしれない。
70リットルのシールを貼っておけば、どんなにぎっしり入っていてもそれはお役所仕事、回収してくれるそうだ。
また、きちんと分別してリサイクルに出せば、結構減らすことが出来ると思う。
業者にお任せにすれば楽できるが、労力を惜しまず節約できることは節約しないと。
こと仕事に関しては、考えることやそういった手間を掛けることにケチではないので、その辺りは私も精神衛生上良い。
今気になることは、この暑さでの臭いと虫の発生をなんとかしたいとのこと。何か良い方法はないだろうか。
ちなみにポリバケツ型の容器は使用していない。見た目を考えて、ベランダに出せるような長方形の収納ボックスにゴミ袋を入れている。
バケツ型と違って、物が安定して置けるのが意外に便利なようだ。
開業089日目 原価率が下がってきた
単月の原価率を確認してみた。月を追う毎に下がってきているのは喜ばしい。
夫にそれを伝えると、思っていた以上の数字だったようだ。確かに殆どロスを出していないとのことなので、数字で裏づけされたといった感じか。
月末まであと5日ほどあるし、原価率の高い日本酒がそろそろ買いにいかなければいけない状況にある。
しかし、それでも先月よりは低くなる見込みだ。
原価率が極端に低くては営業に支障があるが、理想に近いといって良いと思う。
開業090日目 原価率の累計
累計の原価率を確認してみた。
毎月、単月の原価率が下がっているので、もちろん累計の原価率も着実に下がっている。
開店一週間後である月末の試算で64%だったのが、半分をはるかに下回る数字になっている。
開店日のあった月はオープニングパーティが2日あったのと、実質の営業が3日ほどしかなかった。
これと、やはり慣れていないための不手際があったと想像できる。
試行錯誤の上3ヶ月かけてペースを自分のものに出来たということだろう。
開業194日目 日本テレコム「おとくライン」
日本テレコムから「おとくライン」申込書が届いた。
これは年末に日本テレコムの代理店から営業電話が入り、切り替えに際し何ら料金は発生しないとのことで申込んだのを受けてだった。
作業的には申込んだ内容を確認して、赤枠で囲まれた欄ひとつに署名押印するだけの簡単な作業。
たったこれだけでNTTへの休止や解除が申込めるなんてと、逆に不安にならなくもない。
ただ今回申込んだのは店で使っている回線で、インターネットはもちろんのこと、付加サービスなどオプションの類を一切付けていない回線。
そのため、電話番号が変わらず、月額の料金が安くなるなら、どこの電話会社だって良い状態であったので気軽に申込んだのだ。
今回のキャンペーンで勧められた「シンプルプラン」は、その名に相応しく料金体系がシンプルでほぼ全国一律料金が適用され、3年間の国内通話料金がNTTとKDDIより安さを保証するものだった。
旨みがあるのは事業用回線であり、IP電話など導入していない場合。
例えばOCNドットフォンを使っていて携帯電話へかける場合は、通話料だけを見るなら、ドットフォンの方が約8円安いのが現状。
現在の通信費の総額や利用状況を踏まえて申込しないと損する場合があるので注意が必要だ。