日本政策金融公庫

個人事業や小企業向けの融資の申し込みから融資実行まで

準備020日目 国民生活金融公庫

もっと早く来て欲しかったと言われた。

審査に最低でも3週間かかるためだ。実際に店舗が決まっていなくても、事業計画書さえしっかりしていれば、申し込みが出来ると言うのだ。

確かに公庫のHPから申し込みが出来ることは知っていたが、やはりどんな物件を借りるか決まらないと、動きにくいのではないだろうか。

店舗の場合は特に、実際に借りる物件の規模や条件により、必要な融資の額が変わるものだし。

行ってみてわかったことは、生活衛生関係営業の融資それ以外の融資があり、飲食店や理容業、旅館等の開業は、前者の融資を利用することであった。

生活衛生組合に加入していたり、会社の状況によってさらに分類され、異なる条件で融資を受けることが出来る。新規開業の場合は、一般貸付になる。

この制度を利用し、申込金額が300万円を超える場合は、都道府県知事の推薦書が必要になり、交付申請には、生活衛生営業指導センターへ行くことになる。

その後再度公庫へ行き、融資申込みという流れになるようだ。

準備021日目 生活衛生融資

昨日の日記の通り、生活衛生融資推薦書の交付願が必要だが、東京都の場合には、このページから取り出すことが出来る。

記入要項の注意事項※1によると、設備資金の1/2が融資限度額であるが、このセンターで経営相談すると、設備資金の全額が融資限度額になるとのこと。

この相談には国民生活金融公庫で配布されている事業計画書が必要になる。

その他気になった注意事項は※4の不動産契約書についてで、まだ契約をしていない場合には、不動産屋が作成した店舗物件のチラシや重要事項説明書などでも可能だということ。

店舗の目星がついている必要があるが、契約をしていなくても良いので、自己資金が少なくても開業できるというわけなのかもしれない。

と、思ったが、公庫の融資申込みには店舗の賃貸借契約書が必要になるので、店舗を構える必要がある仕事を開業するには、やはりそれなりに自己資金が必要ということだ。

その他、申込に必要な書類は、設備見積書又はカタログ、図面、事業計画書とのこと。

準備027日目 国民生活金融公庫融資に必要な書類

下記項目の中から、公庫の相談員が必要な書類に○をつけてくれるが、概ね自分に当てはまるもの全てと考えて良いようだ。

いずれも原本を持って行く必要あり。

1.前年度の給与明細票または源泉徴収票

2.預金通帳(家にある通帳の全て)

3.開業のために使った資金の領収証

4.借入金(住宅ローンや家族名義含む)のある場合は、毎月の支払額、借入残高のわかるもの

5.土地、建物の登記済み権利書(家族名義含む)

6.店舗、事務所、自宅の賃貸借契約書または物件の説明書

7.地代、家賃の領収証(振込み明細など)最近6ヶ月以上分

8.不動産担保を希望の場合、不動産登記簿謄本(交付日1ヶ月以内)及び固定資産税の領収証

9営業許可証、認可証、資格または免許を証明するもの

10.運転免許証、パスポート、健康保険証、外国人登録証明証(いずれか都合の良いもの)

11.生活衛生融資の推薦を取るために、持って行った書類

12.その他

資産や負債の確認に家族名義を含めることから、開業とは本人だけの問題ではなく家族全員の問題だということを、改めて認識した。

準備028日目 保証人の会社の確認

公庫の申込書類の中に、保証人の会社について書く欄があった。会社名、所在地、電話番号、代表者氏名などがそうだ。

法務局で確認されることを忘れていて、所在地を店舗のある住所を書いてしまい、公庫から会社の確認が取れないと言われてしまった。

つまり、登記簿に載っている所在地と現在店舗のある所在地が相違しているということだ。

ちなみに、店舗の賃貸借契約では、電話だけの確認だったようで、今回のようなことはなかった。

役所が絡む仕事において、届出されている内容と事実が相違していることを書くとき、このようなことに留意しなければいけないことを痛感した。

作業効率を考えるなら、事前に登記上の内容であるか確認するに越したことはないが、保証人に対して「これは登記上の内容ですか?」などと訊けるものではない。

それ以前に、初めて開業する人間が、このようなことにまで気が回るはずがないなと思った。だからこそ、何事にも余裕を持って動く必要があるのだろう。

準備029日目 資金の出処

公庫に資産や負債を証明する際に、重要視されているのがお金の出処らしい。

現金が目の前にいくらあったとしても、そのお金がどこにあったものであるか、書面として証明できなければならないということだ。

マネーロンダリングの防止ということなのだろうか。そういえば一時期話題になった記憶があるが、今は聞かないなぁ。

さて、ここで問題になるのは、個人的にお金を借りる場合である。例えば誰かに100万を借りる場合、その100万がどの通帳に入っていたのかわかるように、コピーをもらう必要があるというのだ。

借りる側として、そのようなことがそう容易く頼めるものであろうか。

実の父親に借りるのだとしても、通帳をコピーさせてくれとは言いにくい。公庫へそう伝えたところ、それならそれで仕方がないと、なんとも事務的な回答。

振込みがあった事実を証明するため、夫の通帳を持って行くことにした。

準備046日目 国民生活金融公庫の審査結果

国民生活金融公庫で申込みをしていた生活衛生融資は、希望金額の全額融資は難しいと言われた。

保証人をもう一人立てるか、減額する必要があるという。親からの借り入れを証明せずに手続きを進めたためだと思われる。

もう他に保証人を頼める人間はいないと話したところ、補助的なものであるから配偶者でも良いとのこと。

そこで私も予定連帯保証人の用紙に記入することになった。

用紙を見ると、当然ながら職業欄がある。派遣社員なので、相手が何を求めているかを考えると、書くのにいつも迷う。派遣元を書くだけでは足りない場合が多々あるからだ。

この情報を求めている相手を目の前にして書くのなら、訊きながら書けば良いのでなんら問題はないのだが…。

まぁ普通に考えれば、勤め先の会社名と書かれているのだから、派遣元の会社のことを書いて提出した。

しかし、やはりというか、派遣先の情報も欲しいという。

そこまで本当に必要なのだろうかと思ったが、公庫の担当者いわく、何とか希望通りの融資をしたいので、上司を説得できる情報があるならあるだけ提示したいのだとのこと。

わからなくもないが、何だか少し面倒になってきた気がしないでもない。

こんなことなら、新創業融資制度を利用して金利を多く払ったり、信用保証協会を通して保証料を払うなりして、お金で解決したいと思ってしまう。

でも、少しでも成功する確率を上げるためには、今の時期はお金より手間だということは十分承知している。

だがあえて、そう思わずにはいられないという話なのだ。

準備048日目 国民生活金融公庫の提出資料

国民生活金融公庫から追加資料の提示を求められた。住んでいた所についての証明が必要だという。

以前勤めていたオーナーの持ち家を安く借りていたが、賃貸借契約書などの客観的に証明できる資料がないためだった。

住所等が記載された公共料金の領収書が必要との事で、NTTの請求書を一枚持っていった。

しかし、これだけでは足りないらしい。2〜3ヶ月分は必要とのことだった。

間に立った夫の伝言が適切でなかったのか、公庫の言い方が足りなかったのかわからないが、初めからそう言えよと思った。公庫からの伝言ゲームに近いものがあるようだ。

口座引き落としにしているため1ヵ月分しかとっておいていないのになと思いつつ、電気やガスの請求書を確認した。

たまたま引越しした直後だったことで、ガス料金の日割り部分の請求書があり、これで2ヵ月分の証明になる。

これでも足りないと言われるとうんざりだと思い、手元にある公共料金の請求書全てと住民税の納税通知書を持っていった。

今回のやり取りでわかったのは、公庫から求められている以上の量の書類を持っていった方が良いということだ。

窓口へ行った時にいくらでも補足できるように、情報や資料を最大限持って行く。

いくら口で言っても駄目なので、客観的に証明できる資料であることが望ましい。書類の記入にしても、迷ったら考えたこと全てを書き込んでおく方が良いようだ。

準備055日目 国民生活金融公庫、未だ回答なし

20日目の日記にあるように初めて国民生活金融公庫へ行き、今日で35日が経過した。

間にゴールデンウィークが挟まったせいもあるが、やはり時間が掛かっている。

公庫の融資に関する記録を振り返ってみた。

12日目に店舗を決め、その8日後(20日目)に公庫へ。

翌日、生活衛生融資推薦状を取り付け、その6日後(27日目)に書類を公庫へ。

その翌日保証人の確認が取れない、お金の出所を証明できるものを提示しないなど、若干融資を受けるのに不利な状況になった。

この後連休があり、初めて公庫へ行ってから26日後(46日目)に、全額融資は難しいとの第一審査結果を受けた。

連休を除くと、やはり審査に3週間。初めに公庫の相談員が言った通りの日程だった。

夫の自己資金は、店舗の賃貸契約の資金と改装業者への支払いで、もう使い果たしてしまった。

近々業者への支払いが再びある。厨房設備は大部分をリース契約にしたので今のところ大丈夫だが、全て現金購入にしていたらと思うと…。

次に融資を受けるようなことがあるなら、とにかく窓口への相談は早く行くに限ることを肝に銘じた。

後は、自己資金に余裕を持つことだ。

工事費を減らすには現金がものを言うが、自己資金の額と融資のスケジュールをきちんと把握しないと、切羽詰った状況になるということを改めて実感した。

準備061日目 保証人の確認方法

国民生活金融公庫から、保証人になった私へ確認電話が職場にあった。

夫の連帯保証人になっていること。連帯保証人はどういうものであるか(実際には「これはご存知ですよね」という感じで省略されたが)。私が実際にどういう仕事をしているのか。今のところに勤めて何年になるのか。ということだった。

派遣元へは確認したのだろうか。個人情報の保護により、私の許可なしに在籍の有無は答えられないことになっている。

今思うと派遣元に電話があるかもしれないことを言っておいた方が良かったのかもしれない。

この職場にも何も言ってなかった。私は旧姓で仕事をしているので結婚後の苗字は認識されていないはず。

もし私が離席していたら、そんな人はいませんと言われていたかもしれない。危ないところだった。

46日目の日記の通り、予定連帯保証人予定者の紙に派遣元を書き、別紙に派遣先の正式名称、大代表、私の直通電話、部署名を事細かに書いて渡していた。だいぶ前の話だ。

その確認が今日あったのは、昨日催促のため夫が、国民生活金融公庫の窓口へ行ったからだろう。

ということは、窓口へ足を運び働きかけをすれば、融資を早めることができるということだろうか。

幸い住まいからも店からも、公庫の窓口が近いこともあって、ちょくちょくいけるのが幸いしている。

国民生活金融公庫と同じ政府系金融機関である、中小企業金融公庫も検討していたのだが、今回のことを考えると近いところで申し込んで良かったのかもしれない。

準備063日目 国民生活金融公庫の申込から43日経過

国民生活金融公庫へ初めて行ってから、今日で43日目。営業日で数えると、27営業日目。

申込から審査まで3週間という話だったのに、なぜこんなに時間が掛かっているのかと問い合わせた。連休明けで申込が溜まっていて、処理に手間取っているらしい。

お金に関係することは、本当に早い段階で動かなければならないのだと、私は痛いほど感じているが、「なるようにしかならないしな」と言っている夫はどうなのだろう。

彼の経験では、土壇場で何とかなっていることが多いため、いつもギリギリまで動こうとしないところがある。

明日支払いがあるのだが、当てにしていた融資実行が来週になるので、父親からお金を貸してもらった。

確かに今回も結果的には何とかなってしまった訳だ。

「何とかなっているんじゃなくて、何とかしてくれる人がいるんだよ」と言いたい。この、父親への借金にしたって、ギリギリに言ったものだった。

時間さえあればそれなりの金額でも、用意するのにさほど手間はない。それが明後日、できれば明日なんて言うのは、私からしてみれば親であっても言いにくいということがわかっていない。

人にものを頼むのに猶予を与えないというのは、頼む側の先を見る力、能力不足を露呈していると思っているので、尚更恥ずかしい。

このあたりの認識の差があることを、今回の独立開業を通してひしひしと感じている。

何度このギリギリ作業のために、私が余計な時間を使わされたことか。

公庫の融資実行の遅れによる影響を私がもろに受けているので、ストレスが溜まり気味である。

準備068日目 融資実行間に合わず

今日、業者への支払いがあるのだが、国民生活金融公庫の融資実行が間に合わなかった。夫の用意した資金はすでに使い果たし、私もすぐに動かせるお金は投入されていた。

工事代金を安く抑えるためには、支払いを待ってもらうわけにはいかない。

結果としては、しばらく使う予定のないお金として投資に回していた部分を解約して、支払いに充てることにした。

この手のお金は現金化するのに数日を要する。今解約すると少々損が出てしまうのだが、公庫が間に合わないかもしれないと思い、数日前から用意していた。

公庫が間に合えば無駄になってしまうわけだが、ここで支払いを遅らせることに比べたら大した金額ではないし、信用に関わる部分なので仕方がない。

今週中に融資の実行がないと決まれば、工事をストップさせるか、再度実家へ借金の申し込みをしに行くしかないだろう。

なぜこうなってしまったか推測すると、融資の相談が遅かったこと、連休があったこと、公庫の審査に必要な項目に不備がいくつかあったこと、潜在的な資金のアピールが不足していた事ではないかと思う。

また、腕の良い職人さんたちに工事をしてもらえたので、非常に工期が短縮されたことにより、通常よりも支払いが早まっていることも関係していると思った。

準備069日目 融資決定

やっとのことで融資が決まった。生活衛生融資を据え置き期間なしの7年ちょっとの返済、1.5%の金利で借りることになった。

契約に必要な書類は下記の通りで、国民生活金融公庫から郵送される。

1.借用証書・送金依頼書
2.お客様の情報の利用に関する同意書
3.預金口座振替利用届け
4.収入印紙(1万円)
5.印鑑証明書
6.送金・自動引き落としに利用する金融機関の通帳
7.同意書

1〜2は保証人の署名と実印での捺印が必要になる。

3は金融機関で手続き後、1枚目を公庫へ提出する。

5は3ヶ月以内のもの、個人の場合は借主・保証人各1通、法人の場合は法人・代表者個人・保証人各1通。

7の同意書とは、生活衛生融資を利用しているため、許認可等にかかる証書(営業許可書)が必要なのだが、まだ公庫へ提出できないため差し出すことになった訳だ。

注意点は、契約日当日の送金や現金・小切手で融資を受けることができないとのこと。

明日の午前中に書類を揃えて窓口に持参すれば、明後日の午後には送金できると言われたそうだ。

準備070日目 融資を早める方法

国民生活金融公庫での、融資を早める方法をまとめてみた。

1.借入申込書等を用意する

借入申込書と開業計画書をダウンロードし、詳細を記入する。ポイントは内容に厚みを持たせ、読みやすい字で丁寧に書くこと。

新規開業の手引を参考に、詳細を記載し埋めること。起業すぴりっとにも書かれている通り、応援したいと思わせる事業計画書かどうかが大切だ。

利用する融資制度によっては、別の用紙に書き直すこともあるようだが、事前に用意して損はない。

2.融資の相談は早めに行く

自分の必要としている資金がどの融資制度を使えるかどうかは、窓口で相談するのが一番。

実際に今回、新規開業資金制度を利用すると思っていたのが、それよりも金利の安い生活衛生融資を受けることができた。その代わり推薦書を取り付ける必要があり、準備することが増えてしまった。

時間を節約するためにもインターネットから申込手続きをするのも有効だ。

3.不備のない書類を書く

担当者に入念に書き方を教わる。その書類(項目)の意図を聞き出し、的確に記入する。

保証人に関する情報は、確実に公庫がその保証人の存在を確認できるように記入。法人の場合、登記の通りに記載することが肝心。個人の場合、勤め先連絡先を十分に書く。

これらの確認が一回で取れないと不信感を与えることになるので、要注意の項目となるようだ。

4.担当者へのアピール

窓口にはできるだけ足を運ぶ。可能ならば書類の提出や受け取りを直接し、親和性を高めておくのも有効のようだ。

また、こちらから提示できる書類は、見やすくまとめる。例えば家庭の預金や借り入れ状況を報告するのに、自分で一覧表を作成しておくもの、融資先として説得しやすい材料になる。

その他融資について

公庫以外の融資について。

準備004日目 融資 その1

独立資金を預金していた信用金庫へ、融資の話を聞きに言った。

店舗が決まらないと、具体的な金額などは決められない。ただ、預金の実績があるので、それなりの金額は融資できるとのこと。

現状では、曖昧なのはお互い様。でも、行動することが大事。顔を合わせることを重ねて、信頼関係が築ければ良いと思う。

1年半と期間は短いながらも、着実に貯めてきた。いや、短かったからこそ、この金額で積み立てられたのだと思う。

実際相当ストレスが溜まっていたらしく、数ヶ月前からその手の発言はあったが、時間の制約がない今、少々羽目を外している様子。

ただ、本人もあまり良いことではないとわかっているようで、私があえて言うまでもないので見守ることにした。

なんて言うと格好が良いが、うるさく言うのもストレスがあるだけ。世間の話ではうるさい奥さんが多いとのこと。小遣いはいくらだの、帰ってくるのが遅いだの。

皆さんパワーが有り余っているのね、たぶん。それとも、妻としてそれが正しい姿なのでしょうか?

準備012日目 店舗決定、融資 その2

昨日の話し合いから一晩考えた結果、やはり20坪の店舗物件を借りることにした。

夫は不動産屋と待ち合わせて、再度物件を確認し、店舗申込書をもらった。ここで資金的な面で、矛盾が生じることを知った。

融資を最大限に受けるためには、手持ちの資金を多くすることに限る。しかし融資を受けるには、店舗物件が決まってからでないと、融資の申し込みが出来ない。

いや、出来ないということはないのかもしれないが、具体的な金額の相談に乗ることが出来ないと、銀行の職員に言われたらしい。

店舗物件が決まるということは、保証金や前家賃などを払うので手持ち資金が減り、融資を受けられる額の減少を意味する。

やはりある程度の資金を用意していないと、独立開業は出来ないというのだろうか。

でも、事業計画書などを提出して借り入れできたという記事を読んだことがあるので、その方向でもう少し調べてみようと思う。

私が一時的に貸すということも出来ないことはないのだが、預金を引き出しにくいようにしているので、どの通帳からいくら下ろすか検討しなければいけない。

ちなみに、お金を貯めるにはこの引き出しにくく、引き出すにはもったいないと思える、きりの良い金額を預金するのが有効だと思う。

実際に今でも解約するのはもったいないなぁと思っているのが正直なところですから。ここだけの話ですけど。

本題に戻りまして、夫は、物件の確認には工務店のKさんにも立ち会ってもらっていて、図面を起こすため実測作業を一緒した。

工務店さんの事務所へ場所を移し、図面を作成するための打ち合わせをした。意見を反映させながら描いてもらう図面を横で見ているのは、ここ最近で一番楽しい作業だったかもしれない。

準備015日目 中小企業庁の独立支援

中小企業庁のHPで、創業支援がないかどうか探してみた。

広く浅く情報を得ることができるページで、自分の事業形態に合う制度が見つかれば、そこに記載されている窓口に問い合わせたり、HPを検索して使えば良いと思う。

書かれている文章が堅いせいか、なんだかすごい事業を起こさなければいけないように感じるが、アピールの仕方というか、事業計画書の書き方によっては、通用しそうな制度がある。

つまり、どれだけ事業の見通しが立っているかが必要不可欠であり、上手くいけば無担保や無保証人などの特例を受けることも可能だ。

これはと思ったら詳しく調べてみることが大事だと思う。相談することで、何か得るものがあるかもしれないのだから。

また、ここでは制度を活用した事例集があり、事業計画書を作成するポイントというか好まれやすい表現方法を読み取ることができるので、参考にしたい。

自分のところで使えるかどうかわからない制度も、この事例を読むことで活用できるヒントも得ることが出来そうだ。

準備016日目 個人保証を免除する制度

長期で固定金利が特徴の中小企業金融金庫では、事業計画の内容により、今年から大部分の特別貸付制度で、無担保特例が利用できるようになっていた。

銀行のようにどこにでもあるわけではないが、電話相談センターが設置されているので、まずはそれを利用してみるのも良いかと思う。

また、ここではコンサルティングサービスというのがあって、目を引いた。

サービスのほとんどは、すでに事業を営んでいる会社を対象に、企業診断や経営改善を提案するのがメインであるが、目的意識を持って相談すれば、有益なアドバイスを得られるかもしれない。

新創業融資制度は、国民生活金融公庫などで利用できる融資で、簡単に言えば金利を1.2%上乗せすることで、担保、保証人が不要になる制度。

その他の開業資金向けの融資制度は、新規開業資金や女性、若者/シニア企業家資金があり、担保、保証人は必要ではあるが、要望に応じて相談に乗ってくれる。

国政として借り入れがしやすい状況であるようだし、これらの相談や申し込みには、手数料や調査料など一切必要ないので、利用する価値はあると思う。

準備019日目 市区町村の融資制度

区の助成金や融資制度を調べるため、開業予定地の区役所のHPで、探してみた。

まずどこに目的の情報があるのか、さっぱりわからない。検索をかけても、その文字が出てくる区報がヒットするだけで、どのサイトにあるか探すのに時間が掛かる。

三鷹市のように利用目的にあわせてトップページが分かれていると良いのにと思った。

今回見つけたのは商工業融資で、金融機関から低利かつ長期の返済で資金が調達できるよう、区が取扱金融機関に「融資あっせん」するもの。

資金の用途により利率や補助が異なるが、私が調べた区の創業支援資金制度では、設備資金の場合、金利が2.5%で区の利子の補助はないが、保証料を補助。運転資金の場合には、利子を2%補助。

条件は、区に引き続き1年以上住みその区で開業する、税金を滞納していないことなど。つまり、店を出したいと思う場所と同じ区に住んでいなければいけない、ということだ。

また、小規模企業特別融資というものもあり、これは信用、担保力等の不足により、先の商工業融資制度を利用できない小規模企業の方に、区が調査及び審査・貸付決定を行い、取扱金融機関(みずほ銀行)に「融資あっせん」するもの。

ただしこちらは、第三者の保証人が必要で、同区内(やむを得ない場合は23区)在住などの条件がある。

事業計画書や図面、見積書など用意して相談窓口へ行きたいと思った。

開業305日目 適正な借入れ金額とは

昨日の日記で支払はコントロールできると書いたが、その中で自分の意思で最もどうにでもなるのが借金の返済だと思う。

初めての金融機関からの借入れは、自己資金と同額というのが一般的なようだ。実際に夫もそうだった。

開業当時はもうちょっと借りたいと思ったものだが、今考えるとあの金額で良かったと思っている。

その金額とはここ数年夫が雇われながら貯めた金額である。そのため借りた金額も同じくらいの年数で返せるということに等しい。

毎月の借入金返済額から比べると、人件費や家賃の方が金額が大きく負担なるもの。しかしこれは最悪の場合、廃業してしまえば支払わなくて良くなる部類のものだ。

でも借金はそうではない。借金は完済するまでなくならない。

あまりにも当たり前のことであるが、この当たり前のことをちゃんと自覚し、現実的に返済可能な金額であれば、借金だけ残っても全然怖くない。

現実的でない最悪を想像することは良い結果を生まないが、現実的な最悪に備えているとどんなことだって出来そうであるし、変に焦ったりしなくて良いのではないだろうか。

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